「第50回ボローニャ国際絵本原画展」
イタリア北部の古都で毎年開催されている
世界で唯一の児童書専門の祭典「ブックフェア」のなかで、
イベントの一つとして行われる絵本原画のコンクール。
現地での売り込みやイベント、
表彰式の様子などをレポートします。
50周年を迎えた「Bologna Children’s Book Fair」の、
はじまりはじまり。
1年を通して様々な業界や団体、企業による展示会やイベントが行われる会場。大阪のインテックス、千葉の幕張のような施設ですが規模はもっと大きいようです。
今回のブックフェアでは5棟の建物が使われ、世界の75の国と地域から1200社が参加して会場内を500近くのブースで埋め尽くします。
各国の国旗が掲げられ、いよいよ世界的な絵本とイラストレーションのビッグイベントの入口をくぐります。
入選経験者の「入選した絵をプリントしたTシャツを着用して会場内を歩いていたら、いろんな人に声をかけられた」という体験談を参考に、羅漢さんをキャリーバッグに貼り付けてみました。
すると入選作と気付かれた方がお声をかけてくださいました。なかでも共に入選したイタリア人のペッポさんとの出会いは、かけがえのないものとなりました。
以来、ペッポご夫妻に大変お世話になっています、感謝!
会期中有効のこのチケットで出入り自由になります。会場内を見渡すと出版関係者用やプレス用などもあるようで、何色かに色分けされていました。
チケットは会場入口の売り場で販売されています。カードタイプで当日券や2日券など種類がありました。毎朝長蛇の列で、並ぶと1〜1.5時間はかかりそうです。
毎朝の入場ラッシュです。チケットに印刷されたバーコードを読み取り、1人ずつゲートを通ります。
係員が4人しかいないゲートに、業界関係者や一般の方が一度に訪れるのでかなりの混雑です。
こういった会場をターゲットにするスリもいます!密集する場所では特に要注意です。
ゲートをくぐり最初に迎えてくれる案内板。
会場の見取り図を表示し、美しく洗練されたデザインですが、500以上のブースが並ぶ会場内をこれで把握するのは困難。この前で立ち止まる人はいません。
無料でもらえる場内マップを参考に歩きます。
会場のエントランスホールといったところ。ここからそれぞれの目的の場所へ向かいます。
朝はみんな足早です。毎朝ここで済ませようとトイレには長い列ができますが、他にも各所にあるので慌てる必要はありません。
インフォメーションも併設されたこのエントランスホールから1歩進んだところが、メインホールや入選作の展示ブース、図録販売カウンター、特別企画展示などが並ぶブックフェアの心臓部があります。